みなさん、こんばんは。HOUSE DOCTORの長嶺です。
台風19号、久々にやべーなって思ったんですがみなさんにおかれましてはいかがでしたでしょうか?
私は12日は各現場回って飛散養生・現場片付けなどしてバタバタとしていました。
早めに帰ろうとしたんですが安定の20時過ぎに帰宅したときには、もういつもの通勤路が河川増水で通行止め。ぐるっと回って自宅についたら自宅集落から下の集落が軒並み避難指示。
これ、やべーかなぁってちょっと思いつつも、嵐はいずれ去る。悪いことは3日は続かない。と思ってとりあえず寝ました。
で、翌13日も被害ないか現場周りしないと行けないので普通に仕事に出たのですが、近所の川の増水がすごかったです。
近所の川
普段は川底が見えるくらいなのに濁流が怖かったです。
これは関川ですか、多分。
普段は河川敷もあったりゲートボールできたり遊歩道あったり駐車場あったりするんですが水没していました。
これは板倉の大熊川です。
この川は私が子供の頃、よく釣りをしていました。橋の上から釣り糸垂らしてウグイやオイカワを釣っていました。
よっちゃんが岩の下に手を突っ込んで魚をつかみ取りをしていて、アカザに刺されてミッキーの手みたいにパンパンしていたのはいい思い出です。
普段は流れてるんだかなんだかわからない川なのに濁流がえげつなかったです。
昔は水量もほどほどで釣りしたり泳いだりしたんですけどね…。今は川で遊んでる子供なんて見ないし、遊んでようもんなら烈火の如く叱られるんでしょうね。それが良いのか悪いのか俺にはわかりません。
そうやって現場周りをして当社の現場は5現場が実際に稼働しているのですが無事に済みました。それもこれも普段現場に入ってくださっている職人さんたちのおかげです。ありがとうございました。
特に足場屋さんには、12日に天気悪くなっていっているさなかに足場解体1現場、メッシュシートのたたみ1現場とフル稼働していただきました。誠にありがとうございました。
さて、話変わりまして現場の進捗状況報告です。
シロアリ被害の現場です。
解体してみたら根太は数本、肉なしでした。すっかすか。
毎回、シロアリ被害の現場をやるたびに思うのですが、木造住宅ってすげえ。一本単位だとスカスカですぐボキっといっちゃうのに他の部材で保ち合って崩壊にまでは至らないんですよ。
その状況を目の当たりにしたとき、ふっと金八先生の『人』の講話を思い出しました。人も互いに支え合い目的のために邁進する。建物も互いに支え合って私達の生活する空間を構築する。なんて健気で尊いのだろうとまた一つ木造住宅が好きになりました。
変えなくて良い根太もあったのですが、どうせなら全部変えたほうが良いだろうと変えました。
2部屋同時に工事しているので写真に違和感感じても「あ、部屋違うんだ」と思ってください。
今回また新たな発見をしたのが、シロアリはインシュレーションボードって言うのかファイバーボードって言うのか材木とか何かしらの繊維質のものを融解して再度固形化したような材も食い進むんですね。
今どき、コンクリートも食うシロアリがいるそうなので、今後は基礎パッキン工法だから蟻害は無いという方程式は通用しなくなるんでしょうね。
兵法で敵を知り己を知れば百戦危うからずと言います。まずシロアリを知り自身の知識技量を知れば大概のシロアリ対策工事出来ます。
いつかシロアリを研究している大学の先生とかとシロアリ談義をしたいなぁと思っています。
最近のコメント