みなさん、こんばんは。寒かったり暑かったり、体調崩されてはいないでしょうか?私は先日、窓を開けて寝てしまったら朝になって喉が痛くて咳とくしゃみが出るようになってしまいました。

もう今!

今!咳やくしゃみしようもんならすぐコロナだと言われ、長嶺はどこそこへ行ってる、もらってきた、どこそこの店で見た、なんだーかんだーって言われて社会的に抹殺されてしまう!と思って、マスクしてリポビタンDの一番高いやつ350円くらいのやつと一日分のビタミン(グレープフルーツ味)を買って飲んだら全然普通に治った長嶺です。

私が気にし過ぎなのでしょうか…、ほんと今、くしゃみしたくても出来ないですもんね。この間も原信で買い物していたら鼻がムズムズしてきたので以前なら普通に手をあててくしゃみしますが、今はもうマスクしていようが何しようがくしゃみNGみたいな空気ないですか??

すげー必死になってくしゃみこらえて「はっっ・・・・(めちゃこらえる)・・・・・・・・ふぅぅぅぅ・・・。」ってやつわかります?

で、何事も無かったかのように歩きはじめるやつ。

咳は我慢できるじゃないですか。くしゃみって一瞬で止めないといけないから大変です。

いつかまた「ぶえっくしょん!!」ってやっても怒られない日常に戻れたら良いなぁと思っています。

 

 

 

さて、くしゃみネタで引っ張るのはここまでにして真面目な話です。

 

みなさん「雨漏れ」ってどう思います??

おそらく大多数の方が日々の日常の中で考えたりはしてないと思います。イメージも出来ないし、ふーん?って感じだと思います。

まずはやっぱり意識することから始めたほうが良いんじゃないかなと思って、ちょっと事例をご紹介したいなと思いました。

あんまり個人情報や場所の特定につながるような写真は出せないのでわかりにくいかも知れません。

 

 

 

 

これは軽量鉄骨造です。タイベックが水染みで汚れているのわかりますか??Cチャンが錆びて溶けて無くなってます。ハンマーで叩くまでもなく手でボキっといきます。

 

 

 

 

こちらはまた違う建物。こちらはプレハブ工法ってやつです。構造は軽量鉄骨造です。ある程度出来た状態、窓も外壁も内部も電気や仕上げ以外が終わっている状態のユニットはボン!ボン!と持ってきて置いて、現場ビービーっとつなげてつなげた部分を現場で埋めるような作りの建物です。

こういう工法のメリットは工期の短縮と施工精度の均一化だと思うのですが、結局は現場でつなげる部分の施工によってはこのような状態になりがちです。

言っちゃー悪いです。言っちゃー悪いんですが!一階のユニットの上に二階のユニットを乗っけて、一階と二階の間の隙間は幕板って言う部材で蓋してコーキングしただけで長期間、雨をしのげるわけ無いんですって!

幕板も樹脂なのかなんなのかわかりませんが、へにょんへにょんに変形していて、上から見ると中の鉄骨見えるんです。中見えるってことは雨入るってことですよ。パチンコのフィーバー状態か!って思いました。

まだ築20~25年くらいです。35年でローン組んでいたらまだ10年は残っていますよ。確かに築10年くらいで何かしらの修繕したり手を掛けて行かないと建築物というのは長持ちしませんが、重いローン支払いながら修繕まで手が回ると思いますか??だから住宅なんてイニシャルコストが低ければ低いほど良いんです。

言えないですけど、軽量鉄骨造の建物なんてすげー高い建物ですからね。目ん玉飛び出る金額するのにこんな感じですから。

 

 

 

 

 

 

こちらは木造軸組工法、いわゆる在来工法って建物です。

窓という窓、出隅という出隅から水が入っていました。胴縁はカビて腐り外壁は今にも剥がれ落ちそうな状態でしたが、室内に雨水の浸入は確認出来ませんでした。つまり!透湿防水シートが効いていたということでしょう。タイベックはすごい!

こちらのお家の原因は外壁材が釘留め工法であったことと、胴縁にエアホール胴縁(通気胴縁)が使われていたのにジョイント部分の貫は普通の貫でとろこどころ胴縁も普通の胴縁だったことではないでしょうか。

なんでかと言いますと、普通の胴縁・貫の厚みは17mmとか18mmが多いです。KDで17mm、GRで18mmというイメージです。我社は赤松のKD材を使うので17mmです。

エアホール胴縁の厚みは20mmあります。厳密には18mmのエアホールもあると思うのですが、穴が小さくて通気が不十分なやつか、穴でえぐりすぎて肉が残ってなくてかんたんにボキっと行くやつかどっちかだったと思うので大体エアホールといえば20mmです。

9尺2730mmごとにジョイントが来るので、エアホール胴縁が1尺5寸455mmピッチで来てジョイントに貫です。そのジョイントのところで3mmの段差が出来ます。

新築時は外壁がしなってピッタリくっついているように見えるでしょうが、外気温の影響であったり風であったりして釘が抜けよう抜けようとして外壁材が元に戻ろうとしたとすると3mmの空間が生まれるってことですよね。て、事はコーキングも3mm伸びようとしますよね。初期の頃は伸びてくれると思いますが、硬化が進めば伸びてる分切れやすくなります。そこから雨が入ってくればそこには3mmの水の通り道があります。

こちらのお客様は今年やってベストのタイミングだと思います。

 

 

 

 

 

 

また違うお客様で、こちらは屋根です。

本当は他にも穴があるのですが、ちょっとお見せ出来ないのでこれだけ…。

謎の釘穴

昔の職人さんて、なんでかはわかんないんですけど、屋根の表面に釘打つ人いるんです。それが本当にわかんなくてなんでなんだろう??と思います。そういうのが良いって言われていた時代なのでしょう。

なぜ学校で歴史の勉強をすると思いますか?過去を知って未来に活かすためだと思うのですが、こういうのを見る度に今、世の中で言われている「こういう工法が良い」「こういうおさまりが良い」みたいな話って実は20年25年後に「昔のやんども何してくれてんだ!」「ボケじさども早く引退しろ!」って若者に言われる方法だったりするのかも知れません。20年後とかって言ったら私は57歳。。。30そこそこの子に目の敵にされるんだろうなぁ…怖いなぁ…

いろんな建物をリフォームさせて頂いて築40年超でも問題なく建っている物もあるのでそういう建物から学ぶようにしています。

こういう事はやっちゃダメだよねって言うケーススタディも大分させていただきました。

 

今回は皆さんに考えてもらってちょっとでもご自宅の雨漏れに関して気にして貰えればなぁと思います。

 

相談・調査は無料なので不安な点ありましたらお声掛けくださいませ。