みなさん、こんばんは。

9月は3回目の更新、ハウスドクターの長嶺です。

今回はお知らせです。

弊社は2021年3月期を終えて営業年数満5年を迎えました。5周年でした。

それに伴い、建設業許可要件であった

『1. 建設業に関し5年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者であること。』

がクリアになりました。

なので、取りました。

正直、今まで営業していていろんな話がありました。

個人で大工さんをやっていた人の名義を借りて許可取ろうとか

後継者の居ない建設会社を買収して、統廃合して許可と取ろうとか

でもその度に「うーん、なんかやだな」と思いました。

なぜならばそれらの話を持ちかけてくる人の目は

¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥

金金金金金金金金金金金金

って思いっきり書いてあるような人ばかりでした。

名義貸してやるから月何十万くれとか

どこその会社が2000万で売りたいらしい。どこそこに工場もあるしどこそこと年間いくらいくらの取引高があるとか

ぶっちゃけ、「マンガの見過ぎや!」って心の中で思って、「あーそうなんですねー、検討してみますねー」って言って無視してきました。

やるなら正攻法で、法律に則って、自分の力で取りたいと思って5年頑張りました。

この商売を始めたときは、「あー、5年てなげーなぁ…、だりーなぁ」なんて思っていましたが、いざこうなると5年なんてあっという間でなんの問題もなかったなぁと思います。あの時、あの誘惑に乗らなくて本当に正解だったなぁと思います。

人生の判断って本当に後になってみないとわからないものですね。

許可を取ったからと言って、特別なにか変わるわけではなく、今まで通りです。今までも許可が必要になるほどの工事なんてなかったですから。

建築一式工事であれば1500万未満または延床面積150㎡未満

その他工事であれば500万未満

だいたいこの範囲の中に入るので無くても法的に問題ないです。

でも許可降りてしまえば、これを気にすることもなく営業できます。次の制限は建築一式工事6000万、その他工事4000万の主任技術者問題ですね。

建築は6000万を超えると監理技術者が必要だから2級資格しか持っていない私は監理技術者になれないので受注できません。

といってもそんな大きい工事はなかなかやらないと思いますが…。私になくても従業員が持っていてもいいので必要になってから考えようと思います。

1級建築施工管理技士は学科は受かるんですけど実地で落ちるんです。作文で落ちたんすよ。過去に1回しか受けてないですけど。来年あたりもう一回受けようかなと思うのですが、忙しいを言い訳にしてこの4年受けてないです。最初の1年めに受けたんだなぁ、まだ暇がありましたもん。来年、気合い入れて頑張るか。

 

今日はせっかくなのでこの5年間にあった苦労話の一部を少しご紹介したいと思います。

 

・アパートオーナーの話

当然お問い合わせというのはある日突然、来ます。アパートのオーナーで某社からリフォームの提案が来て見積をもらったけど高いからほかも検討したいという内容でした。よく頂くお話です。

現地調査に伺うと、カンで分かるんです。「あ、やべぇ」

建物の外観はとてもキレイでした。確か塗装工事をしてまだ2年とか言っていたと思います。当時。

案内されて空室に入らせていただくと一瞬で分かりました。

私「これ、シロアリですか?」

オーナーさん「はいそうです、これが〇〇の見積書です。どうでしょうか…。」

ちなみにみなさんにアドバイスですが、他社の見積書を簡単に見せないほうが良いですよ。我々、業者は「このお客さんは簡単に見積書を他社に流出させる人なんだ」って言う見方をします。

なんで見せちゃいけないかと言うと、見積担当者が一生懸命、数を数える「積算」をして見積が出来ます。見積・積算の出来ない人なんてたくさん居ます。それくらい大変なんです。それを簡単にぺろっと見せちゃうような人は「自分が一生懸命作った見積書も見せてしまうかもしれない」と思ってあまり真剣に対応したくなくなります。

見積書はもらったものだからそれをどうしようが自分の勝手だと考えている方もいらっしゃるので、どちらが正しいとか良いとか悪いとか道徳の先生じゃないので私はそう思うなぁと言う話ですが。

見せて頂いた見積書の内容は床を壊して根太をやり変えてまたフローリングを張ると言う内容でした。

自分の目には根太だけではダメで、束も土台・大引も、収納内部の柱・間柱・胴縁も怪しい。土壌も防蟻処理しないといけない。床下の換気も悪いので換気対策を考えるか防湿対策を考えるかも必要だと思う。間違いなくこの他社さんの見積書よりも高くなるという話をしたらまー怒る怒る!罵詈雑言ってこういうことを言うんだなぁって思うくらい。

おまえら安くやるんじゃねーんか!

話が違うだろ

詐欺じゃねーか

ハッタリじゃねーか

消費者庁に電話する

まさかの見積の段階でクレーム。電話でこんこんと1時間は叱られて、「工事内容が違うので金額が異なるのは当然のお話です。他社さんのほうが有効であると思われるのであれば他社さんで工事されたほうがよろしいかと思います。」つって言ったら火に油注いじゃって!

「何だ!キサマの態度はーーー!!!」って

俺、そんなフレーズ、漫画やドラマの中でしか見たことも聞いたこともなくて、どうして良いかわからないし何が正解かもわからないから

「はい…はい…そうっすよね…はい…はい…うーん…どうですかねぇ…うーん…はい…はい…」ってずっとこれの繰り返し。

この間、松本人志さんも言ってましたけど「たまになるほどが違うときがある」という話と一緒でたまに「そうっすね」が違う時があって

「そうっすね!?なんだ!おまえ!話し聞いてんのか!」つって叱られて

「いやいやいや!聞いてます聞いてます!はい、はい。あれっすよね。そういうことですよね」って取り繕って。

時々、思い出しますけど何だったんだろうなぁ、あのやり取り…。結局、ウチで工事してないしそのあとそのアパートの近くで工事があったりたまに思い出した時に通りかかって見てみるんですけどずっと空き部屋のままだし、スーモとかに募集掛けてないから他社さんでも工事してないんだろうなぁ…

シロアリは生き物だから対策をしないと進行すると言う話もして、がん細胞を放置すると死に至りますよって言ったんだけどなぁ…

 

他のオーナーさんはシロアリは良いからクロスの張替えと窓枠の塗装をしてくれって言ってきた人もいました。

「いやいやいや!これ直さないとやべーですよ。」って言っても

「いやいい。予算ないし、入居者決まったし」って言って

「いや!俺、ここ直さないなら、仕事したくねーっす。ガンで顔色悪い人に化粧しておけば大丈夫ですよなんていう医者居ますか?おれ、ぜってーやらんす」って言ったらブチギレられて

「おまえイチイチむかつくなぁ!!良いからやれよ!さっさとさぁ!」って言われて。そんなん言われてやる人いると思う?

すーっと引いちゃって「〇〇さん、そんな言われ方してはい分かりましたなんて言わないですよ。二度と取引しなくて良いので私はそういう仕事はしたくないです。」って言ってそれっきりです。

いろんな方がいました。ほんと、いろんな方々と出会わせて頂きました。

本当はもっといっぱいいらっしゃったのですが、長いのでこの辺にしておきます。

 

とにもかくにも、これで建設業許可も取れたし、宅建業許可も取ってあるし、土木も建築もできるし、日本で一番小さいゼネコン(ゼネラルコントラクター・総合建設業者)にまた一歩近づきました。

これからも初心を忘れず、細々とでもコツコツやっていきたいなと思います。

ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

 

追伸

 

最近、こんな工事をしました。

洗濯機パンを

外して、排水管を延長して

穴が空いていたところ塞いで、洗濯機排水トラップをつけるというお仕事です。

洗濯機が壊れて、買い換えようとしたら洗濯機パンが邪魔だというお話でした。

お客様に「なんでこの工事をうちに依頼したんですか?」って聞いたら

「どこに頼んだら良いかわからないから」と言う回答でした。

「他にどこかに問い合わせされましたか?」って聞いたら

「CMやっている〇〇に聞いたら、そういう工事はやっていないって断れた」とおっしゃっていました。

この時、思いました。

やっぱこの情報化社会であっても必要な情報が必要な人に届いていない、もしくは必要な情報も不要な情報も多くありすぎて選択判断が出来ていない状況にあるんだなぁと。

ちなみに私はこの工事を8,000円で行いました。

排水トラップが送料込みで3,000円。

延長する配管がVU50 1Mで350円くらい ソケットが150円くらい?ボンドは手元にあるのでそれ使って。

なんだかんだ撤去が大変で二時間くらい掛かりました。それで8,000円。

これが高いのか安いのかもわからない。俺もわからない。単純計算で時給2250円。交通費や移動時間も含めるとまた少なくなると思うのですが、適正価格っていうのもわからないもんですね。

自分からすればこれくらいいただければ十分だと思うのですが、それだと安いっていう人もいれば高いっていう人もいるだろうし、会社の規模や状況に応じてまた変わって来るのだろうなぁと思いました。

6年目の今期もまだまだコロナ禍にあって、いろんなことを考えさせられています。

 

やっぱり最後は「ありがとうございました」って言ってもらえる工事をし続けたいですね。これからも。